粒田餡

ADHDが生きるにはこの世界は難しすぎる

今死んではいけない

死にたいと思った時、私はあの頃の自分と目が合う。

しかも1人ではない。将来の夢がパティシエだった時の自分も、学校に上手く馴染めないけど毎日小学校に登校していた時の自分も、とにかく勉強をしていた時の自分もいる。たくさんのあの頃の自分がこっちをみている。

「死んじゃだめ!」なんて軽い言葉を言うような目では無い。全員「今の自分を水の泡にする気か?」と喧嘩が始まりそうな目をしている。そんな目で見られたら死にたくても死にきれないと思わせられるような、そんな瞳。

私は今あの頃の自分達が納得するような死に方を探している。ここで死んだら誰も喜ばない。あの時踏ん張ってくれた彼女らの頑張りを蹴り飛ばすような人生の終わり方をしたくない。

私は彼女らの思いを背負って生きている。彼女らの思いを思い出すたびに人生に負けてたまるかと歯を食いしばる。