粒田餡

ADHDが生きるにはこの世界は難しすぎる

コンサータと生きる、静かな日々のはじまり(1)

わたしはADHDなんだそう。

確かに昔からみんなができることはできなかった。

 

例えば中学の中間期末テスト期間。

小学生から中学生になり、本格的にテストというものに出会うことになる。

 

テスト勉強がわからなかった中学時代

 

テスト前にはテスト期間という、テスト勉強をするための期間があった。

このテスト期間はわたしからしたら、部活もなくて、授業も早く終わって、謎の空白が生まれた期間だった。

テスト期間については特になんの説明もない。今考えればテストのために勉強をする期間だということはわかるのだけれど、当時のわたしはテストの前はなぜか時間があるな、と考えていた。

部活もないし授業も早く終わるのだから、友達とも遊べると考えたわたしは友達を遊びに誘うが、不思議なことに誰も乗ってくれなかった。

この疑問はしばらく持ち続けることになる。

テスト期間の意味がわからないわたしのテストはいつも悲惨だった。

順位は下から数えた方が早い、そんなことは当たり前だった。

もちろんテスト勉強をしていないのだから、テストができるわけもない。

 

ここでまた疑問が増える。

みんなはなんであの問題が解けるんだ?

友達は、「テストのために勉強してるから当たり前だよ」とよく言っていた。

でもわたしはその言葉の意味がよくわかっていなかった。

 

そもそもテスト勉強がなにかわかっていなかった。

詳しく説明すると、テストのためにどのような勉強をすればいいかもわからないし、やり方もわからないし、それをいつしているのかもわからないのだ。

普通の人はもしかしたら、なんでそんなことがわからない?と思うかもしれない。

でもわたしから言わせてもらうと、

 

テストのためにはこのような勉強をしてください

テスト期間はテストの問題を解くために今までの授業を振り返って勉強をしてください

暗記することが大事ですよ

 

などという説明を一切してくれなかったじゃないかという気持ちが強い。

わたしのような人間は1から説明してくれないと何もできない。

想像して予測して行動することができない。

そしてそれすら自分で理解することができない。

今思うと当時のわたしは可哀想だった。

コンサータを飲んでいる今、中学時代テスト勉強を理解できなかった自分は普通ではなかったんだなと悲しくなる。

 

その後、135位が43位まで順位が上がり、高校時代は常に学年5位以内になったという話はまた今度したい。